2019年11月1日金曜日

今年も茅刈合宿ー少年茅刈士補も誕生ー

 賑やかで有意義な茅刈のイベントが終わった20日の午後、風にたなびくタルチョと飲水思源の手拭が寂し気である。今日から古民家に合宿して藤原の茅刈衆とともに2泊3日の茅刈である。


寂し気なタルチョと飲水思源旗
茅束をできるだけ生産したいとの思いで昨年から始めたもので、まったくのボランティアである。今年は、草野、松澤、稲の幹事連中に、藤岡夫妻そして中学生のY君が参加してくれた。 茅刈は重労働である、初めに私が萬枝さん直伝の茅の抱え刈りを教え、後は稲さんがボッチの作り方などを指導。 2ボッチを作るころには、独り立ちするぐらいに上達し、2日目には稲さんと9ボッチを作った。この活躍に、彼に、「少年茅刈士捕」の名称を与え特別認定書を与えることにした。
2日目に作った自慢のボッチ(草野作)

 宿泊場所は、今年も古民家に寝袋持参で2泊、食事は自炊で、風呂は湯の小屋温泉に遠征。昨年と違ってまだ温かくカメムシが集団冬眠していないので悩まされずに済んだ。
 合宿のたのしみは食事と酒盛り、疲れと腰痛をこらえて囲炉裏の火起こし、飯炊き、おかずづくりを分担する。最初の夜に「豚汁」を大鍋にたくさん作ってこれを2泊3日持たせることにして、豆ごはん、アジの干物、ゆで卵、ご当地の野菜でおいしくいただく。
 そして、ビールと日本酒が疲れを吹き飛ばす。Y君はよく気が利く少年で大人と一緒にかいがいしく働く。

夕食と茶碗酒


古民家の囲炉裏端でのお昼ご飯

 2日目夜、テレビもないのラクビーの日本VS南アメリカ戦は見れない中で北山塾頭が「負け」の結果とともに仲間入りして現地幹事会、議題は今後塾の活動主体をどう現地に移すかである。 少年茅刈士補は、食事のあとカードゲームをしたかったようであるが酔眼で議論する大人たちを見てあきらめたようで疲れもあったのか寝袋に潜り込んで健やかな寝息を立てていた。
 2日目は天気も良く、ボッチづくりはかどったが、お天気祭りの度を過ぎたのか3日目は朝からシトシト雨で作業中止とした。
  ことしの合宿は天候に恵まれなかったが、それなりに楽しかった。
とくに、Y君の参加がうれしく、彼にはご褒美にボッチ券で買った藤原のお米5kgを家族へのお土産として持って帰ってもらった。

                                          草野記

 
 

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