2009年12月23日水曜日

「師走のみなかみ巡業」レポート

―利根川流域・法人協賛会員キャンペーン第1弾―

11月14日~15日、茅ボッチの運び出しと「山の口終い」行事が無事終了。これで、今年度のフイールド作業が一段落した。ようやく、遅れていた法人協賛会員の勧誘活動に着手できる状態になった。以下、その他の目的も含め敢行した雪のみなかみ巡業レポート。

◆12月18日~19日。スキー場と温泉宿の地元が待ちに待った大雪のなか、勧誘キャンペーンの第一歩をこの利根川源流の町・みなかみから踏み出すこととした。
先ず18日午前、討ち入りに先立ち、みなかみ町商工会にて山田指導員と北山、清水で作戦会議。かねてリストアップ済みの水上地区候補先14社の中から、最優先すべき先を6社に絞り込み。山田さんがその場から、各社トップに電話してアポイントの取り付けをしてくれた。勧誘の基本スタンスは、水源の町・みなかみの環境資源を利根川流域の皆で支え・守り・生かす活動に参画してほしい。そして、「経営者としての志と知恵とマンパワーを貸してほしい」をキャッチフレーズにお願いにあがることとした。

◆18日午後、北山&清水の親子タッグ(?)で吹雪をついて出陣。第一の標的はサン企画『谷川の雫』と和風レストラン『しんりん』のオーナー経営者・鈴木二三男氏。座敷で2時間弱、ゆっくり話を聞いてもらい、前向きのご意見・ご示唆をいただいた。おまけに、昼食もご馳走になってしまった。勿論、我々の仲間の輪に加わっていただくこともご快諾。実質、地元・法人会員第1号誕生の瞬間であった!
◆第2の訪問先は、牧野・新教育長との面談をはさんで、『花しげ』生花店の矢部誠オーナー。待ってましたとばかり、次から次と話し出したら止まらない話題の持ち主。内容はすべて、みなかみ町が有する地域資源をどう生かすべきか。当方説明が充分出来ないくらい熱い語り口だったが、既にして身内のような雰囲気にて協賛いただけることはほぼ確実。
○この日は6時半から、腰越さん(前・水上町長、前・みなかみ町副町長)の謝恩会。北山、草野、清水と地元有志で永らくのお勤めをねぎらい、当塾に対する影に日にのご支援に感謝。ご本人からも、思い出話やご苦労談をゆっくりお聴きしながら、実に中身の濃い思いで深い一夕を共にすることが出来てよかった。

◆翌19日は、前夜合流した草野さん、北山、清水の三人タッグで出陣。朝一、谷川温泉『金盛館せゝらぎ』の須藤温社長から開戦。まだお若いが、水上温泉旅館協同組合理事長とみなかみ町観光協会会長の要職を兼ねられるご人物。女将の美由貴さんは前・女将の会会長にして、当塾個人会員でもある。コーヒーをいただきながら懇談、今後仲間に加わっていただくべき旅館経営者のお名前をエピソードを交えながら4人もあげて下さった。感謝!
◆次にお訪ねしたのは、水上駅前のお土産&珈琲亭『しなだ』の品田賢一さん。さん付けで失礼は承知の小生馴染みのお店のオーナー。来客応対をこなしながら対談のテーブルに何度もついていただいた。「店内に森林塾青水の情報・展示コーナーを設けて下さい」とか、「沼田市内に友人・知己が多いので、塾のネットワークをあちらにも拡げて下さい」など、嬉しいご提案をいただいた。調子に乗って、「では、既に沼田在住の会員もいるので、品田さんに沼田支部長をお願いしましょう」と言って協賛会費の払込用紙を渡してしまった! 『しなだ』は駅前の一等地にある。塾のギャラリーが実現すれば素晴らしいPRコーナーになること間違いなし。何とか形にしたい。芸術学部出身の北山さん、出番ですよ。(=^^=)
◆五人目は、谷川岳ロープウエー(株)の所長・宇佐美正春常務取締役。東武鉄道ご出身の誠実なエンジニア経営者。新潟県村松のお生まれで、お父様は当地の営林署にお勤めであった由。それもあってか、極めて好意的に話を聞いていただいた。藤原ガイドマップのトロッコ軌道跡に気づかれて、「これを一部でも復元したら、素晴らしい観光資源になりませんか」といったご示唆をいただいた。まことに嬉しく大いに盛り上がり、またまた調子に乗って払込用紙を渡してしまった。(-^o^-)
◆最後は、水上名物『生どら本舗』の小荒井勝利社長。午前中いっぱいは、お自ら、どらやき製造作業に専念というので、午後の最後の面談となった次第。お邪魔した時も、白の作業服姿でお店の前の掃除をされていた。この道一筋、仕事には厳しいがご家族や従業員には優しい篤実なお人柄。「微力でなんのお力にもなれませんが」と仰りながらも、上ノ原の草花や蝶々の写真に目をやりながら、我々の説明に熱心に耳をかたむけて下さった。またまた厚かましくも払込用紙をお渡ししたところ、その場で席を立たれてお金を取りに行かれようとされるので、当方慌てて後日改めてで結構です、と押し留める始末。

◆以上、お会いした6人の経営者に共通していたのは、立派なご見識・経営哲学と地元を愛してやまない強い心の持ち主であられたこと。そして皆さま異口同音に、「素晴らしいことやってますね。そんな良いことやってくれてるんだったら、たいしたことは出来ないが応援させてもらいたい」といった趣旨のお言葉をいただいた。具体的なご提案や活動推進上の注意事項まで教えていただき、本当に嬉しく、雪空の寒さも忘れるほどだった。
 今回の成果は山田さんのご尽力によるところ大なるものあり。感謝してお礼申し上げたい。そして、この次もまたよろしくお願いいたします!

次の行軍計画は雪の2月。講座「コモンズ村・ふじわら-かんじき雪原トレッキング」の前後。宝川温泉『汪泉閣』、武尊山観光開発、みなかみ高原リゾート200の3社。出来れば別目的だが、利根商業高校や藤原小・中学校にもお邪魔したいものである...。

せせらぎの宿「金盛館」
しんしんと雪ふる朝のいで湯かな     (青)

12月23日現在の上の原の様子

以上(草野、北山、清水記)

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