当日はあいにくの曇天でしたが新緑から濃い緑に変わる初夏の藤原に新規参加者2名を含む14名、その中には、地元水上の自然・山岳インストラクターの3名の方の参加がありました。
青木沢集落から武尊川を渡り、杉の造林地、峠十二様、平出集落に至る約1.4km、時間にして45分ほどの行程です。
このコースには沢山のインストラクションネタがありますので、このプログラムは、7月の麗澤学園中学1年生の奥利根水源の森林フィールドワークのコースの予行練習を兼ねて、地元インストラクターとの技術交流の場としています。
あらかじめ、その趣旨説明、生徒用のテキストを示し、どこでどんな説明をするのかを想定して歩きます。
中学1年生に見立てられた参加者 |
水量豊かな武尊川は、森林の水源かん養機能の説明がやりやすく。桂の大木や道祖神、お社跡、オニグルミの実、植栽地、若齢広葉樹林、湿地、峠の十二様、ブナ二次林と森林土壌、メグスリノキなどカエデの種類も多く、カラマツ人工林、炭窯跡、サワグルミ林と題材につきません。そして森林全体で森林生態系の豊かさと森林の地球温暖化防止の働きの説明もできます。
かつて地元の方々の生活道であっただけに歴史ある道祖神や道標がそこらにあり山村の暮らしや平出集落とダム水没など地元ネタも豊富です。
地元ネタも豊富 |
どこで何を説明するかは各インストラクターの裁量ですがとにかく材料に恵まれたコースです。
2日目は、ススキが旺盛に生育始めた上ノ原と木馬道コースを歩き、麗澤虫FW本番での草木クラフ段取りを共有しました。そのあと、関ヶ原民宿のバーベキューに舌鼓を打ち2日間のプログラムが終了しました。
桂の株立ちを前に 文責 草野 |
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