2014年7月28日月曜日

刈払機に挑戦、防火帯刈払いとフィールド観察

 7月の定例活動は、梅雨も明け、都会のうだるような暑さを避けて26日、27日実施しましたが上ノ原も負けじと暑く、炎天下の中、防火帯の刈払いと夏の草花、樹木観察を行いました。
 今回は、13名の参加者がありました。このイベントを朝日新聞で知ったというFさん夫婦、ホームページで青水の存在を知り、かねてより参加したかったという草原オタクの「日光茅ボッチの会」のお二人の4名に初めて参加いただきました。
 
 
  プログラムは、刈払機を使っての防火帯刈払いと夏の装いの草原とミズナラ二次林の草花、昆虫、野鳥の観察です。
 初めに全員に刈払い機の安全教育、使い方を実物を使って講習を行いました。
特に安全作業では絶対やってはならないことを徹底し、疲れない能率の良い使い方のコツを刈払い機の構造と結びつけて理解してもらった後、刈払機使用希望者6名は、カラマツ林との防火帯を実際に刈払います。全く初めての人が2人、8年ほど前まで使っていた方が1人でしたので、しばらくはこの3人を後ろから見ながら、気がついたことはその場でなおしていくようにしました。
刈払機は4台ですので30分程度で交代しながら刈ります。2回目の交代のころには要領がよくなり、不安全行動もなくなりました。どうやら全員がハマったようで黙々と刈っていきます。特に二人の女性の奮闘ぶりはさすが女性の時代です。写真は二人の「カリジョ」の作業ぶりです。
カリジョ二人


実家のお父上の作業を手伝いたいという動機で参加された I さん、安定感のある作業ぶりです。

安定感のある刈り方

Fさん(奥様)は、さすが経験者、効率の良い大胆な刈り方をします。
一方、Fさん(ご主人)は草や灌木の中を確かめながら刈って行く慎重派。それぞれに性格が出ています。Kさん、Mさん、Yさんは青水の会員ですので安心してお任せです。
 この日は日差しが厳しい暑い日で、みなさん大汗をかき十郎太の沢の冷たくおいしい水で水分補給しながらの作業となり、終了するころにはかなり疲労気味でしたが、自分たちの刈跡を見て達成感を感じておられたようです。
刈跡に達成感あり

今回の宿は湯の小屋温泉「照葉荘」、温泉が疲れを癒してくれました。
 2日目は、すっかり慣れた皆さんにお任せしたら、1日目に刈り残したカラマツ林境をやり上げ、十郎太沢境まで予定以上に実施することができました。青い所が今回刈払い済み、赤が8月実施予定です。(図面参照)。
作業位置図

残りは8月に日帰りでやることにななります。よろしければまた参加ください。滝のような大汗と爽快な達成感を味わえる刈払機作業にハマった皆さんは戦力として期待させていただきます。お疲れ様でした。
 フィールド観察については、案内役を買ってくれた西村会員の報告を待って追加アップしますが、私が受け持った2日目の内容です。十郎太沢沿いの夏の草花に、昆虫たちがひっ切りなしに訪花する、まさに生き物たちがにぎわいを見られる草原、まだ青いけれど秋の実りに向かって果実を育んでいるトチノキ、ウワミズザクラ、ヤマブドウ、コクワなどたくましい樹木たちを観察することができました。写真は、その一部です。

歌仙草
岡虎の尾


                  

神秘的な色のタマゴタケ
今回の、参加者の中の「日光茅ボッチの会」のお二人はそれぞれ蝶と野鳥に大変詳しいお方でした。茅ボッチの会も草原を守る志をもった同志、夕食後の交流会も大変有意義でした。これからもお互いに情報交換などでお付き合い願いたいと思います。

                                               文責 草野

     


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