← 堀った雪を運搬
昼食後は、古民家の雪ほりです。
玄関のある正面は雪が軒先まであり、一部は屋根まで繋がっています。軒下には雪囲いがありますが、ガラス戸に雪が迫っています。正面玄関側をスコップで掘りながら、ほり出した雪を道路側まで運びたすという作業を続けました。
古民家と離れの間に溜まった雪は、二、三メートル飛ばさなくてはなりませんが、鰹の一本釣りのようにスコップを振り上げて、雪を放り投げる離れ業も登場しました。約2時間の作業で正面の雪を除けて中の様子を確認し、雪ほり作業を終えました。
一、二、の 三で雪を飛ばす
その日は夕食後、宿で草野塾長による車座講座です。
同日程で藤原を訪れていたのらえもんの子供たちも参加して、プロジェクターによる画像や、トチなどの冬芽の実物を見ながら冬芽観察のポイントを学びました。
↑ 大幽への案内板
大幽までの最後の急坂↑
二日目はいよいよ雪原トレッキング。途中、樹木の冬芽を観察しながら雪原を歩きました。大幽洞窟までの最後の50メートルは急な登りですが、最後の力を振り絞り、出発から約二時間の行程で到着です。たくさんの氷筍が、神秘的な姿で我々を待っていてくれました。
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青水のメンバーは全員が雪原トレッキングに参加。郷土料理の「ボタ」は、のらえもんの皆さんに作っていただいたものを美味しく頂戴しました。味噌と胡桃のバランスが何とも言えませんでした。
←洞窟内の神秘的な氷筍
← 雪に覆われた上ノ原
藤原には三月に入っても2メートルを超える雪があります。それが少しずつ融けて、下流に住む人々の暮らしを支えています。冬の藤原も、雪原トレッキングも初めての経験で、期待と不安が織り交ざった二日間でしたが、様々な発見がありました。メンバー及び藤原の皆さまに感謝いたします。
(稲 記)
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