2017年6月4日日曜日

麗澤中学樹木観察会

521日に柏市の麗澤中学校1年生の樹木観察会が行われました。
この観察会は、麗澤中学校の「自分(ゆめ)プロジェクト」(=自分自身の関心・適性・能力、また将来に対する意欲を発見するための自分発見プロジェクト)の一環として行われているもの。森林塾青水は4年前から全面的にかかわり、メンバーがインストラクターとして参加しています。
麗澤中学校は広大な敷地にたくさんの樹木が植えられていて、森のように維持されているところもあります。その校内を、青水のメンバー2人と先生1人で、15人~20人くらいの生徒と一緒に回り、自然観察をします。今年は例年より1クラス多く、5クラス10グループとなり、青水側のインストラクターも19人で行いました。



樹木や自然についての知識を実際に体験してもらうことはもちろん、自然の中のいろいろなものに気づくことができるようになってもらおうと、各インストラクターがそれぞれの視点で工夫をしながら解説します。子供たちにも、芝生に寝転がることに抵抗がある子から、なんでも触ったり食べたりしたがり、質問攻めにしてくる子まで、様々な子がいます。観察会中には、子供たちの発見の声が飛び交います。ヒノキの材のにおいをかいで、温泉やホームセンターを連想したり、ニッケイの葉のにおいをバジルみたいだと言う子が多かったり、その視点や感覚には、こちらもなるほどと感心することも。私たちも、子供たちの反応を楽しみながら取り組んでいます。



観察会の後は、教室に戻ってまとめの発表をします。班ごとに紙を用意して、ポストイットで発見したものを共有したあと、班ごとにみんなの前で発表してもらいました。中学生になったばかりの彼らにとっては慣れないことだと思いますが、観察会中に話したことをしっかりと覚えていたり、拾った葉っぱや実を紙に張り付けてきれいにまとめたりしていて感心しました。

次は10月にみなかみにフィールドワークに来てもらいます。学校の森とはまた違う、より自然らしい自然の中で子供たちが何を感じてくれるのか、楽しみです。

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