8月4日から3日間、藤原の地元衆のご協力をいただきながら赤紫蘇ジュースづくりにチャレンジした。以下は、その活動と成果の記録、そして最後に秘話の紹介。
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8月4日午後:古高、清水が藤原入り。先ずは、紫蘇育成に協力して下さった「樹林」ならびに「やまびこ」の紫蘇生育状況視察。続いて、作業拠点「遊山館」の館内清掃、設備点検と周囲の草刈り。
8月5日午前:山口フアミリーが合流。惣一郎、ゑみ子、典子(敬省略)も参加して、紫蘇収穫作業(写真1)→遊山館に搬入→洗浄作業→束ねて乾燥(写真2)
午後:惣一郎、一幸親子、美千代、智子、北山・同夫人、ほか三々五々来館。葉のむしり取り作業→計量:30㎏→シロップ(原液)づくり作業(以下の手順で夕食をはさみ22時半まで!)(写真3~5)
①葉1:米酢2の比率で大鍋に入れ、押しつぶしながら煮る(20分弱)
②30分~1時間おいて、冷めたところで絞る
③砂糖2と塩少々(かくし味)を加えた器に絞り汁を入れて攪拌
④5分ほど加熱処理(沸騰寸前に火を止める)
⑤消毒済みのボトルを用意
⑥冷めたらボトリング(8ℓ入り瓶に注入) →合計12本:96㍑も!
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感想・意見交換会の後、今後の取組み方針・計画など説明。午後:協力民宿「樹林」「吉野屋」「関が原」「やまびこ」に8ℓ入り瓶配布、試飲とフイードバック依頼。さらに、日頃お世話になっている地元の皆さま方17軒に500ml瓶を各戸訪問配布して、同様のお願い。
以上、3日間を通して延べ23人もの地元衆の参画を得た。しかも、ゲートボール仲間のシニア層から一幸、友紀、北山のヤング世代まで。正に、首都圏住民と地元衆が入り会っての協働作業であり、まことに画期的なコラボ活動であったと自画自賛したい。
実は、それもこれも元はといえば、山口夫人・キキさんの『一滴の水の恩に、泉をもって返すべし』という感謝の気持ちの賜物であった。若い頃、いつも中国の自宅マンションの屋上で遠い山々を眺めながら夕陽が沈むまで勉強していたキキさん。日本に来て間もない頃、言葉が分からない友達もいない、そんな寂しい気持ちを癒してくれたのは上州の烏川や奥利根藤原から見える遠い山々だった。故郷の温もりを感じ、今日まで頑張ってこれた。その感謝の気持ちをもって、中国原産の紫蘇からジュースを作り藤原の名産にして恩返しをしたい。その一念で企画を練り上げご提案をいただいたのが事の始まりだったのだ。
是非、時間をかけ良い味に仕上げ地元の名産として、藤原むらづくり協議会が再興を期す「物産直売場」の人気商品に育て上げる夢を現実のものにしたいものだ。
紫蘇濃ゆき一途に母を恋ふ日かな 石田波郷
2013年8月6日(清水、記)
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