2013年9月2日月曜日

真夏の青刈り奮闘記


7月のコモンズ「防火帯整備と昆虫調査」はあいにくの悪天候のため、予定していた防火帯作り(青刈り)を完遂できず、後ろ髪引かれる思いで藤原をあとにし、それで今回はお盆休みを使って平日の臨時リベンジツアー。
8月23日金曜日朝7時、草野隊長以下4名の精鋭が埼玉県は三郷駅に集合、66歳の某氏運転の12歳の小型車に分乗、渋滞と雨にもかかわらず外環道、関越経由11時過ぎに藤原到着。

まず、いつもの倉庫に立ち寄り。かさばる刈り払い機は北山幹事が出勤前に上ノ原に揃えておいてくれるとのことで、その他の小道具類を積み込むためだけど、シャッターを開けてびっくり仰天。なぜって、いつもの「片づけられない女」状況の倉庫でなくて、スッキリ整然と片づけられていて、「潔癖症で女性も寄り付かないマザコン男子」状態、こんなの見たの生まれて初めてでーす。
さて、上ノ原。天気予報では昼過ぎから雨とのことで、腹ごしらえ済み次第すぐ始めよう、あとは雨でも嵐でも勢いがついていれば大丈夫、との作戦。車の中で弁当を食べて、多少雨足が収まったところでいざエンジン点火。


みなかみ町が須田建設の協力で管理道を整備してくれていました。写真のとおり立派に出来上がっておりまさに期待以上。これなら防火帯も万全。須田建設、おぬし出来る。
町の貴重な予算の中から数十万円を割いていただき、茅、1年3000束だけのためなら、一束200円のコスト?いえいえ、これからずーっと大事に使います。茅束の販売はほんの序の口、皆でしっかり使えば生物多様性や安らぎというお金に変えられない価値を生むんです。

立派な管理道を見て勇気が出たところで、林縁部と十郎太沢沿いの二手に分かれ、作業開始。一人が片側の境界線を刈り、もう一人がそれを目印に5〜10メートル幅に広げていくという態勢。さて、順調にスタートしたものの、その後雨足は強まるし、眼鏡は曇るし、ちょっと振り回すと切り株にあたるしで、もうやけっぱち。平坦地じゃないことはもとより覚悟の上だが、でこぼこ凸凹、落とし穴だらけ、えーいこれくらいで文句言うな、お父さんやお爺さんはもっと重い鉄砲もって、敵地を行軍したんだぞ、なんて時代錯誤の想いが頭をよぎる。
途中雷で何回か休んだり、燃料補給でしばしの中断、これがちょうどよい休憩になって、地獄の行進は順調にすすみ、夕方近くにゴルフ場の管理棟が見えてきて、これがゴール。雷雨さん、ありがとう、お蔭で熱中症にならずに済みました。
どうです、きれいに刈れたでしょう。(この写真は、後日撮影したものです。当日は泥まみれ、写真はとれませんでした。)

そんなこんなで、この後、きれいに片づけられた倉庫にてパンツまで着替え、ついてに、十郎太沢の冷水で冷やしたスイカを(鉈で割って)食べて、ほっとお疲れ様。どこのどなたかか存じませんが、倉庫片づけてくれた人、本当にありがとうございました。今度はシャワーもよろしく。

よかったこと: きれいに防火帯ができました、来年の野焼きは大丈夫です。思っていたより茅がよく育っていました。倉庫がきれいに片付いていましたよ。管理道、すばらしい。ハチや雷の被害、熱中症、怪我、オールフリー、カロリーゼロ。雨や汚れは洗えばとれるもの、厭ってはいけないという真実がわかったこと。 交通費(ガソリン、高速代)一人当たり2500円のみの低コストでよい汗をかけたこと、エコロジーはエコノミーでなくっちゃ。なあんだ、良いことばっかりでした。とやけっぱち。

訂正: 文中大袈裟な部分がございますが、消費税込み8割引き程度でお読みください。
(事務局 松澤記)

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