森林塾青水では昨年から活動のあと、車座講座として、藤原の自然や暮らしに詳しい地元の方や草原・自然・植物に専門的な知識を持った会員からお話を聞く機会を設けております。昨年は6回、今年も2回実施しましたが皆さんに好評でした。
今年の第3回は、9月24日、「木馬道再生」作業の後、長年、藤原で猟に携わってこられた中島續さんにお願いしました。
この夜の宿は、民宿「並木山荘」。奇しくも中島さんはこの宿の先代である故吉野秀市さんの一番弟子とのこと、微笑む親方の写真の下での車座講座は藤原の猟師2代に渡る貴重な話が聞けました。
親方が過ごした部屋で「親方は厳しかったがいろいろなことを教わった」 |
いつものように草野がインタビュー形式でお聞きしました。
主な内容は
1.中島さんのこれまでの経歴。
2.猟のことについて。
・猟に携われたきっかけ。 お師匠さんのこと。・藤原の猟のやり方
獲物、季節、猟をする地域、猟のやり方(鉄砲、罠、仲間の数、猟犬、野宿などの
行程、捕り方、解体・運び出しの方法
・とった獲物の処分方法
・1猟期の獲物と収益 これまで捕った動物の数は
・猟に出かけるときのおまじないや猟で特に気を付けたこと
3.藤原の動物について
・藤原にはどんな動物がいるのか
・藤原の動物で増えているもの、減っているもの
・動物達にどんな思いをお持ちか
・最近は里に出てくるクマなどの話題が絶えないが何が変わったのか。
・熊に出会った場合どうすればいいのか
4.須田貝集落について
詳細は、例によって伊賀さんが「聞き書き小冊子」にまとめていただきますが
穴熊を撃つ方法、藤原のイノシシは「イノブタ」であるらしいこと、シカも本来の二ホンシカではない、子連れの熊には近づくな、新潟の猟師のことなどが印象に残っています。
人柄から醸し出る人懐っこさ、藤原弁でひょうひょうと話される中島さん、動物の気持ちがわかるような気がする魅力的な人でした。
人なっこい魅力的な中島さん 草野記 |
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