2017年4月6日木曜日

厳しい雪原トレッキングのあとに氷筍に会えた!!


  氷の柱と書いて「つらら」。
大悠洞の前のつらら
 
 
では、氷の筍は?それは「ひょうじゅん」と呼ばれる自然現象。洞窟の中にできる逆さまのつららで、大きなものは2メートルほどにもなるそうですが、水上ではもう少し小さいものを見ることができます。もちろん、冬なのでそれなりの装備が必要ですが。青水の冬のイベントとして、茅すぐりと同時期に行われる雪原トレッキングの目的地、大幽洞窟は関東で氷筍を観察することができる数少ないポイントです。
気持ちの良い白い世界のトレッキング
 
 私がこのトレッキングに参加するのは去年に続いて2回目。去年は記録的な暖冬でスキー場も雪不足だったため、洞窟までの道のりも楽だろうと思って参加したのですが、甘かった!確かに積雪量が少なくて林道は土が見えるくらいでしたが、そのせいで道はぬかるみ、歩ける道幅は狭くて、滑ったら沢に落ちるのではないかとドキドキ。何より、洞窟前の崖のようにも見える斜面はよじ登る感じで本当に大変だったのですが、そのときの案内の方が「今年は雪が少ないから大変だけど、雪が多いと逆に登りやすい」という言葉を聞いて、「それなら今年は去年より楽だね」との思いから再び参加したのですが…やはり甘かった!!最後の登りは雪があっても大変でした、が、氷筍は去年よりずっと大きくて本数も多く、筍というより大きなつくしんぼのようでした。見ようによってはムーミン谷のニョロニョロのようにも見えて。道のりは厳しかったけれどやはり頑張って来た甲斐がありました。
 
今年の氷筍
 
洞窟の入り口から見渡す山並みも白く輝いて、青空とのコントラストが素晴らしかったです。帰りの下り坂は基本、お尻で滑り降りる感じなので行きの苦労もすっかり忘れる楽しさ。上の原に戻ってくる頃には参加した皆が子供のような笑顔になっていました。今年のツアー参加者は女性ばかり。それも大半が初めて青水の活動に参加した方たちで、真っ白な雪山に感動しつつ、初めて履くカンジキに悪戦苦闘。四苦八苦しながらも和気藹々と雪道の散策を楽しんでおられました。山を降りたときには、青空に太陽をくるりと囲むような虹を見ることができて、今回も(辛かったけれど)参加してよかったなという気持ちでした。なんとか体力を維持して、来年もまた登ってみたいと思います。今回残念ながら途中リタイアとなってしまった方も、是非再チャレンジしてください!
前夜のキャンドルナイト

花火と月の共演
 


この原稿は3月11日、12日の活動参加者の小沢さんからいただきました。
                                    文責、草野
 

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