7月3日〜5日に麗澤中学1年生のみなかみフィールドワークが藤原でおこなわれました。
初日は、学校からバスに分乗して11時半くらいに藤原湖に到着し、地元の林親男さんが藤原集落の生い立ちと藤原湖の歴史を話してくれました。この場所は634m位の標高があり、スカイツリーの高さと同じくらいですねなどと、大変わかりやすく説明してもらえました。生徒達は、その後奈良又ダムに行き昼食をとりダム見学に。
私達は上ノ原に行き、昼食後今回遊びプログラムとしてクラフト体験を行なうことになったので、その材料を揃える作業をしました。明日参加してくれる地元のインストラクターも3名手伝ってくれて、茅編簾づくりのススキの皮むきと揃える作業、葉脈染のための草木の葉っぱを採取しました。
宿は吉野屋に泊まり天気予報を確認すると、どうやら雨模様ということで、木工クラフトをホテルサンバードの炊事場で行なうように変更したので、各グループの日程調整を急遽行ないました。隣の部屋では、今回のクラフトのプログラムを考えていただいた岡田さんと同部屋の三好さんが夜なべしてクラフト準備をされていました。
フィールドワーク当日の朝、天気予報では雨に変わるのは15時頃からで、それまではもちそうでした。ホテルサンバードに8時45分に集合して、8グループに2名インストラクター(森林塾青水7名、地元インストラクター10名)がついて、それぞれのプログラムコースに分かれました。
今回は昨年より時間に余裕を持ったゆったりした日程にし、知識を詰め込むのではなく、楽しめるプログラムに変更し、また、インストラクターには水源地、緑のダムなど共通の認識をベースに案内してもらうようにしました。
私のコースは、最初に青木沢集落から芦ノ田峠の古道を平出集落まで歩きました。ヒルを心配しましたが、お目にかかることはなく今回は下りのコースなので皆さん元気でした。その後、バスで諏訪神社に移動し舞台屋根を見ながら、上の原に行きここで昼食をとりました。
午後は最初に上ノ原ススキ草原の十郎太沢沿いを歩き、その後、上ノ原のススキが茅葺き屋根に使われている雲越家住宅を見学し、最後にホテルサンバードに戻り、今回変更プログラムの目玉であるクラフト体験をおこないました。木の枝などを利用した木工クラフト、周辺の草花を針金とフローテープで巻いた草花のコサージづくり、葉っぱに絵の具を塗りハンカチ位の大きさの布にのせてこする葉っぱの葉脈染め、ススキを茅編み器で編む、ミニ簾づくりの4コースに分かれました。
比較的人気なのは、ミニ簾と葉染めでしたが、木工クラフトの生徒も時間をかけて作っていました。木工クラフトは時間がかかるので、1時間で作るには難しかったです。
天気は最後に少し雨に降られましたが、最後まで生徒が元気で楽しそうだったので、今回は取りあえずうまくいったのではないでしょうか。
(浅川潔)
0 件のコメント:
コメントを投稿