2018年3月15日木曜日

キャンドルナイト&雪原トレッキング

 今年度の最後のプログラムは、15人が参加して3月10、11日に実施した藤原の地域おこしイベント「キャンドルナイト」設営の手伝いと参加、そして雪原トレッキングである。
 天気が心配されたが初日から好天で、途中に見える谷川岳も青空に白く輝く雄峰を見せていた。藤原についてみると、年末の豪雪の印象から雪に埋もれた藤原のイメージと違い意外と雪が少ない。上ノ原では100cmぐらい、多いときは150cmはあるので野焼きまで雪が残っていればよいがと心配になる。
 今年のキャンドルナイトの会場は宝台樹スキー場から藤原スキー場に移り雰囲気も変わったものとなった。早速、キャンドル設置のお手伝いだが天気は良いが風が強く寒い・・・。温度が低いせいか、粗悪品なのかチャッカマンがなかなか点火せずキャンドルに火を点けるのにひと苦労、右手の人差し指がしびれたようになってしまった。
 この夜は氷点下、風もあって体感温度はマイナス5度ぐらい。イベントは、かまくらに火が灯る幻想的な中で、宝探し、ファイヤーダンス、花火はこれまでと同じであるが、夜店、プロジェクションマッピングは新しい仕掛けが会場を盛り上げていた。
夜の交流会に初参加の大学の哲学の先生がおられて新鮮さもあって大盛り上がり。
 2日目は、北山塾頭を筆頭に大幽洞までのカンジキトレッキング組9名(大学生3人が同行)、上ノ原雪中散策組5名に分かれての行動である。
 今回はカンジキ組に小学2年生女児と年長男児が参加した。大幽洞までの往復2時間、途中で帰ってくることも想定されたが二人とも無事踏破した。えらい!!
 上ノ原組は、昨夜来の冷え込みで雪は堅く、カンジキなしでも自由に歩ける、この時季ならではの堅雪渡りができる。 白い茅場を自由に歩き、誰も歩いていない雪原に自分の足跡を付けるたり、雪の中にあおむけになったり、雪玉を作って転がす遊びなどで至福の時間を過ごすことができた。

かまくらにキャンドル棚を作る

点灯したキャンドル

プロジェクションマッピング

雪原を自由にどこまでも


ホウノキの大きな冬芽は「ツン・・!」だがモデル達は「エへへ」

無事帰還

以下は、久しぶりに参加してくれたA.Fさんの感想である。
*********************************************************************





10年ぶりの活動参加と人生初めての体験

  2008年10月「茅刈り講習会&コンテスト」以来、ちょうど10年ぶりに森林塾青水の活動へ参加しました。今回は初めて「キャンドルナイトのお手伝いと翌日の大幽洞窟トレッキング」。半世紀近く生きていても、生まれて初めて体験するものがあるのは嬉しいもの。キャンドルナイト会場に作られたかまくらは、大人が立って入れる立派な大きさで、かわいいムーミンワールドがデザインされている。力作を壊さないよう、デザインがひき立つよう明りを燈したいと気づかいながらキャンドルをセッティングするものの、寒い!ホッカイロの暖かさが感じられない程に体が冷えてしまう。ムーミンもきっと寒いのだろうな。。。
 今回、私が活動へ参加する引き金となったものは、数年ぶりとなる雪遊び。大幽洞窟トレッキングを楽しみにしていました。ふかふかの深い雪を期待して、スノーシュ―とトレッキングポールを持参したものの、雪は既に溶けて、量・パウダー感が共に少なく残念な状態。それでも子供を含め総勢12名のスノーシュ―を付けたトレッキング集団で大幽洞窟へ向かいました。大幽洞窟は生まれて初めて訪れる場所。名前から暗い洞窟の中を歩くとイメージしていましたが、予想外に狭い奥行きの洞窟が現れました。ここでもムーミンワールドが存在し、透明な氷のニョロニョロをみることができました。ニョロニョロは、耳が聞こえなく、話さず、目もあまりみえない。食べる事や、眠る事もしない不思議な生き物。氷の透明さはニョロニョロの研ぎ澄まされた心を表しているかのようでした。
 メンバーにはこれが初めての山歩きや、雪山歩きという人も含まれ、道中ちょっとしたヒヤリハットもありました。幸いなことに大きな怪我もなく、全員無事下山できたのを確信した時に青空と谷川岳の綺麗な白い山を見ながら安堵感に浸り、春の訪れを感じました。小学生の参加者にとっては「今日の山歩きが人生で一番エキサイティングな体験だった」そうです。

今年の氷筍はあまり大きくないのは寒さが厳しいからか?

カラマツ林の中を往くカンジキトレッキング隊

                                   文責  草野



      








0 件のコメント:

コメントを投稿