塾がこの野焼の参加することになったのは2014年からなので5年目、塾の流域連携活動、東京学習会(現地体験)として位置づけています。今回は初参加者2名が炎による自然保全を体験してもらいました。
この2つの野焼きは、いわゆる「炎で守る絶滅危惧種」を実践しているものでノウルシやヒメアマナ、タチスミレなどの希少植物の保全を目的に、15年ほど前から実施しているものです。
びっしり生えたオギ、アシ、セイタカアワダチソウは枯草ですが光環境や富栄養化が影響し貴重な植物が生育する妨げになるので焼き払って生育を助けます。かつては、優良なヨシなどを育てて利用するための野焼きでしたので暮らしの中で行われていた野焼でしたが今は、貴重な植物を守るため地域とボランティアの力で継続されているのです。
初日の菅生沼は前夜のお湿りや植生の密度などが影響してか火を着けても大きな炎にならず結局は刈払機で焼け残りを刈る作業が多くなりました。
2日目の菅生沼は、乾燥具合も良く密度も濃く大きな炎が上がって参加者の歓声が上がっていました。
毎年、この活動に参加すると新たな出会いがあります。今年は日本植物園協会の方とお会いできてお話を聞くことができました。
野焼による動植物の保全いうおなじ目的を持って自然再生活動している団体との交流は自分たちの活動の意義を改めて確認するためにも有意義です。
草野記
小貝川堤防に集まった参加者 |
燃え具合はいまいちの小貝川野焼 |
菅生沼のふれあい広場に集まった参加者 |
地上と地中の温度の変化をデーターで説明 |
津田先生の消防法被姿 |
大きな炎が上がった菅生沼の野焼き |
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