2021年7月31日土曜日

  有志で防火帯刈り払いを実施

 7月9日、首都圏に4回目の緊急事態宣言・まん延防止等特別措置が発令されるとの決定を受けて、翌日、急遽Web幹事会が開催され、すでに募集を締め切り15名が参加することになっていた本年最初の塾の活動「防火帯刈払・歩道整備」の実施方法を変更することにした。東京居住者等の参加者には辞退をお願いし、幹事及び刈払経験者のみが出役することになった。

 参加を表明いただいていた会員には大変気の毒で申し訳ない思いである。防火帯の刈り払いは来春の野焼きの実施のために必要不可欠な作業であり、不要不急の移動とはならない。ワクチンの接種は進んでいるが変異株のリスクがある中で7月17日18日に実施した。

  当日は、下流域部会からの6名に北山塾長他に1名の地元組、計8名で実施。

 まず、恒例の山の口開神事を行う。今回は北山塾長が上ノ原の情景を盛り込んだ祝詞で新型コロナ感染症の一日も早い終息と一年の安全と自然の恵み多いこと厳かに奏上した。

祝詞1


祝詞2

塾長の祝詞奏上


 その後、刈り払いを開始、今年の茅場のススキの成長は平年並み、ただ、毎年たくさん見られる草花とヒメシジミが少なくちょっと寂しい。それでもせっかく咲いたホタルブクロやトリアシショウマ、オカトラノオに謝りながらエンジンをふかす。梅雨明けの炎天下の刈り払いはコロナ疲れの身体に応える。たびたびの水分補給をしながら午後4時ごろには大方の作業は終了した。

刈り払い



ホタルブクロ

アザミの蜜を吸うアサギマダラ

刈り払い終了


その夜の宿はロッジたかね、夕食後、宿の近くの小川を飛翔するゲンジボタルホタルを見て過ごした。

 2日目は、朝一番に全員で茅場周囲を点検したところ、一部の刈り残し、茅場内歩道、新たに茅場にしたところの刈り払いが残っていたので2時間ほどの直しを行って、今年の刈り払いも無事に終了。最後にの柞の泉の動画で涼をお楽しみください。  報告 草野


茅場を一周


ゆるぶの森の新看板







1 件のコメント:

  1. 草野前塾長の「活動報告」を読ませていただきました。
    「祝詞」いいですねえ。びっくりしました。「稲さんは不在だったんだなあ」と思いながら、隅から隅まで目を凝らして読みました。山の神もさぞお喜びになったことでしょう。北山塾長がどんな調子でこれを読まれたか、聞きたかったと思いますが、私の感想では、いささか不似合いでは無かったかなあと……。 m(__)m
    祝詞の後の献杯もありでしたか? 山の神はとりわけお神酒をお好みのこと、お忘れなきように。

    写真はちょっと物足りない。報告文の中にトリアシショマやオカトラノオが出てきたので、てっきり現物も登場すると思って待っていましたが、残念、写真はホタルブクロとノアザミしかなかった。実は私はコモンズからこっそりステキな植物写真を取り出して、スマホの「めくってピクチャ」に活用させていただいています。今回も「良いのがあったら、すぐ盗もう」と思って見せていただきましたが、残念ながら、今回は盗みたくなるような写真はありませんでした。トリアシショウマに期待してたんだけどなあ……。

    ともかく、楽しくて有用この上ない報告を有難うございました。(伊賀)

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