2009年5月20日水曜日

火入れ効果、歴然!

野焼きからおよそ1カ月たった5月17日。09年度第1回生き物調べ。


期待していた野焼き効果は写真で見る通り歴然だった。火入れをしたエリアは青々としているのに対し、雪の防火帯だったエリアはまだ枯れ葉色のまま。
火入れをした末黒野の大地に足を踏み入れると、早くも、ワラビやハンゴンソウなどの山菜類に加え、ミツバツチグリやセンボンヤリ、ツボスミレなど草原性の草花がたくましく成長し始めていた。野を焼くという人為的撹乱効果が確認されて嬉しいかぎりであった。
ところが、そのあと集合広場や水汲み場周辺でセイヨウタンポポの小集団に出くわしてしまった。昨年までは気づかなかった現象。これは不味いぜと思わざるをえなかった。言わば、マイナスの人為的インパクトだ。早く手を打たなければと、ちょいと焦ってしまう。「モニタリングサイト1000」に登録させてもらった我々のミッションは5年毎の人為的影響調査だ。5年後、プラス効果が出るようにしたいと思うが、さてどう考えれば良いものやら・・・。



十郎太沢沿いやあちこちの窪地にはニリンソウやヒトリシズカが群生していた。



目下、短期独身中の草野さんがそのヒトリシズカの群生を見ながら「一人じゃ暮らせぬヒトリシズカ」と再三つぶやいていたのが印象的な生き物調べだった。(´―`) 清水、記

0 件のコメント:

コメントを投稿