2019年7月21日日曜日

活動報告 自然環境モニタリング -賑わいを実感-


草原の簡易的なモニタリング調査として、上ノ原のシンボルであるヒメシジミ、7月に咲くアザミ類、外来種のヒメジョオンの個体数調査を3人で行いました。1時間位かけてメインの通路沿いを歩いて、周辺に見られる対象種の数を地道に数える方法です。結果としてヒメシジミはなんと663個体、アザミ類は140個体、ヒメジョオンは19個体が見られました。ヒメシジミが乱舞している様子は見ればわかりますが、実際に数えてみるとその多さに改めて驚きました。梅雨の間の晴れ間だったこともあるかもしれません。
ナワシロイチゴに群がるヒメシジミ
エコパークに関するモニタリング調査のために日本自然保護協会が設置している自動撮影カメラのデータの回収を行いました。ニホンカモシカ、ニホンジカ、ツキノワグマ、ニホンザル、ニホンノウサギ、ニホンアナグマ、キツネ、タヌキ、ホンドテンなどが写っていました。日中は見ることのほとんどない生き物も写っていて、上ノ原の草原や森林が多くの動物達に利用されていることがわかります。ニホンジカは数年前までは上ノ原には来ていないかもと思われていましたが、今回の調査では少なくない枚数が撮影されていました。今後はシカ対策も考えないといけないかもしれません。
 
センサーカメラに写ったニホンシカ
 
ツキノワグマ
 
 
                            西村記

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