今年度最後の活動である恒例の「自然体験・大幽洞トレッキング」を3月11、12日に実施しました。今回の参加者は小学生2名を含めて12名、うち5名が初参加者でした。
今年の上ノ原は雪が少なく、昨年に比べると半分、広場の看板も丸見えの状態でした。
初日は、和カンジキ、スノーシューを履いて、上ノ原の雪原を歩きながら自然観察と3日前に仕掛けたメープルシロップの採取装置を回収しました。今年は気候のせいか樹液の出が余りよくないようです。途中斜面でそり滑りを楽しみましたが、気温が高く雪はざらざらの状態でスピードが出ません。それでも2時間ほど雪原を歩き雪国体験をしました。
今宵の車座講座は明日のトレッキングに役立つように「冬芽観察のポイント」のパワーポイントを上映しました。
2日目は、大幽トレッキング組と上ノ原トレッキング組に分かれての行動です。上ノ原組は茅場を炭窯の方に上り、木馬道を経て、柞の泉から茅場に出るちょっときついコースを歩きました。途中、谷川岳などの絶景を眺め、冬芽や樹木の解説をしました。上りはじめは雪も硬く楽勝でしたが気温が上がってきたら雪が緩みなかなかの難行となりました。
今回は、上ノ原組と大幽組の参加者がレポートを書いてくれるということですので、届いたら茅風通信で紹介することにして、ブログは簡単な報告だけにしておきます。
報告 草野
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例年に比べて雪が少ない上ノ原 |
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そり滑りもいまいち |
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樹液の出もいまいち |
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2日目のトレキングの木馬道で
ここから参加者の感想です。
(新井愛菜&新井翠)
車座講座や歩きながら聞いた物知りな会員の皆さんの話は、私たちの知らないことばかりで、とても楽しい時間になりました。その中でも印象に残っていることがいくつかあります。
楓の樹液採取です。樹液はヤニのように粘り気があるかと思って見ていましたがサラサラで水のようでした。味はほんのり甘かったです。
スノーシューは、急斜面をストックを使って滑り落ちたのがとても楽しかったです。ストックを使えばスピードが出過ぎないことを学びました。かめはめ波の写真を撮ったのは面白かったです。
ここでしか味わえない自然体験ができ貴重な時間でした。ありがとうございました。
このような自然体験イベントに参加することが多いですが、東京から参加している人がほとんどで驚きました。みなさん、多ければ1ヶ月に一回は藤原を訪れているようで、都会の方が気軽に自然に親しむことができる良い環境だと思いました。私は昔の暮らしに興味があるので、これから野焼きや茅刈りなどに参加してみたいです。
その土地の歴史、課題など普段何気なく遊びに行っている自然の中にも色々な背景があり、守ってくれている人たちがいることを実感しました。
以前はかまくらづくりもしていたと伺いました。来年できたら嬉しいです。
須賀幹斗(みきと)君・12歳
ぼくが、水上で特に心に残ったことは、かんじきで雪の上を歩いた事と、冬芽の観察をした事です。
初めての雪山で、かんじきのひもをうまく結ぶ事が出来なくて、すぐに解けてしまって、なかなか進むことが出来なかったけれど、かんじきがある時と無い時で、雪に沈む深さがぜんぜん違うと分かりました。
また、冬芽についても知ることが出来ました。冬芽は、無事に冬を越すために、木の種類によって、違う工夫がされていると分かりました。ねばねばした液を出したり、何枚も重ねたりして、寒さで死なないような工夫をしていると分かりました。蓮田でも冬芽を探してみたいです。
須賀建琉(たける)君・10歳
雪の中、急な坂を登るのがとても楽しかった。蓮田では、こんなにいっぱい雪が降らないからびっくりしました。メープルシロップをなめてみたら、木の味がしてびっくりしました。初めてソリに乗って、すごくこわかったです。でも、なれてきたら楽しかったです。 |
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オニグルミの葉痕 |
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雪原ブランコ |
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氷筍 |
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お尻雪滑り |
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かめはめ波体操 |
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無事上ノ原雪原に帰り着いた |
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