森林塾青水は5月25日麗澤中学校1年生にキャンパス内で樹木観察会を行いました。以下のレポートはインストラクターの今田和子さんがFaceBookに投稿されたレポートです。
児童たちの観察力が素晴らしくそのときの様子が生き生きと表現されています。草野
1年生の『ゆめプロジェクト』春のプログラム ”五感で植物を知ろう” のインストラクターとして、森林塾青水メンバーと有志13名で行ってきました。 お受験を突破した12歳~13歳。今年はどんな子どもたちと学べるのでしょう。
ここからは、青水の幹事藤岡が担当したグループのレポートとなります。 我がグループ18人、広場でご対面。 はい!この木を五感で感じてみよう!
グループのシンボルツリーに到着するなり、葉っぱを採って嗅いでいる「うーん?」揉んでごらんとアドバイス。
「わぁ!サクラの香り~」 「いい匂い」
「食べていいですか~?」 噛って ぺっぺ 美味しい ごっくん その様子を見て交雑したエドヒガンザクラだと伝える。 シンボルツリーは、遊歩道まで根を張り、タイルを押し上げ、ぼこぼこしている。幹から大分離れた根っこの証拠。
「えー!ここもサクラですか~!」 園路から外れた学校の裏手へ。そこは、朝、私が見つけたとっておきの教材。伐根された大木の下部が3つ転がっている場所。 固い木質の一部がパフパフのスポンジ状になっている。触って感じる箘の力。株の内部は空洞に。目で見る虫の力。株の裏にまわる。直根、髭根、根っこと根っこの間に石が挟まって。取れな~い!根っこの力。 【フカフカの土壌】 ヒノキ、スギ、サワラ、ツバキ、サカキ、ネズミモチ、ユズリハ、アオキ、ヤツデ、ハラン、リュウノヒゲ......。常緑の林の中へ。 カラカラ枯れ葉のパリパリパリ
カラカラ枯れ枝ポキポキポキッ 一歩入った瞬間から分解のリズム
さあ!枝を拾って土に刺してみよう! 「あれ?先生みたいに入らない?こっちに刺してみよう!」
僕は場所を変えて再チャレンジ 「うわぁ!!こんなに刺さったよ。」
何かに気づいた表情を浮かべた僕 「ここはさっきより微生物が沢山いるてことかぁ。」
目を輝かせて叫ぶ僕。 土壌動物が通る孔は、土の中の空気の通り道になる。空気が土壌に入ると、微生物が活発になり、有機物の分解が速くなる。 【学校の樹木から思い出す】 さあ校内を五感でどんどん知っていこう!アジサイは、葉が虫に喰われて葉脈しか残っていない。どうして?ナツツバキの蕾は、銀色ベルベットの宝石
年輪て何で出きるのかな? 樹皮って大切?要らない?
歩けば歩くほど 見て、嗅いで、聴いて、触って、味わって
五感を使えば使うほど なんで?なんで? 学校はなんでだらけだ~
トイレ休憩中の女子トークを盗み聞き。 「小さい頃、公園に赤い実がなる木があって、友達と食べてみたら甘くって、おいしかったから全部食べちゃたらさ。次の年、無くなっちゃったんだよね。全部食べちゃったからかな?」
みんなちがってみんないい。譲り合いの話をした直後の会話。頬がゆるむ。 2時間の植物観察も終わりに近づく。今日どうだった?聞いてみる。
「楽しかったー」 「すごく楽しかった~」 「楽しかったです。」 18人みんないい顔で答えてる。 いつもの授業の3倍の時間。よく集中力落ちなかったなぁ。リアル学びの大切さを実感する。教える側からの一方通行の学びでなく、問いかけて一緒に考えて
、新しい『なんだろう?』が生まれて また考える。
木の根っこで 箘の力 どこから分解されているのかに触れた。年輪を見て、どうして出きるのか考える。中が空洞なのに実をつけるオオバボダイジュを見て、樹皮の大切さを知った。イヌシデの若い種を2つで飛ばすか、1つで飛ばすか比べてみる。2つの方が鳥みたいだけど.... 答えは自分で これから学び取っていこう
まだ若い知識の種を マンリョウのように熟していこう
今日の楽しいがきっと 原動力になる 今日の子どもたちに次会えるのは10月 群馬県みなかみ町上ノ原入会地
今から楽しみ。
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シンボルツリーを囲んで五感を働かす |
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倒木の根っこ 根の観察 |
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生態系の一員、虫を発見 |
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自作のイラストでクイズ |
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オオバボダイジュの花 |
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木材腐朽菌のキノコ |
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生育する場所の違いを説明するイラスト |
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記憶に残ることをメモ(記録) |
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