茅出し~手から手へ茅の旅立ち~🏔️
11月頭の茅刈り合宿から行ってきた茅刈り。山で干した茅ボッチを人の手で道路端まで担ぎ出します。
倒して 縛って 引きずり出す
この日、福島県南会津「会津かやぶき」の小椋 竹彦親方が、ススキの材質視察にお見えになりました。親方の見立てでは、上ノ原の茅は、南会津の茅葺きの手法に合った材質であると共に、刈る時期や刈り方も類似しているとのこと。
視察に修まらず、茅出しもご一緒しました。親方は、ただ縛るだけでなく、斜面に立っていたボッチを寝かせると、ボッチの元を掌でトントンと整え下を縛ります。次に、茎と広がった葉を掌でクイッと入れ込んで、真ん中あたりを縛ります。2点縛りです。すると、あらビックリ!!まっすぐ円錐形の美しい姿に、ものの数秒でズングリさんからシュッとしたモデルさんに大変身。職人技が光ります。
今後、南会津へ上ノ原の茅が嫁入りするならば、運搬費が一番のネックとなります。親方の縛り方で積み込めば、倍は積み込めるとのこと。縛り方でコスト削減!!しかも、掌ひとつで!!
改めて「茅って凄い」
翌朝は、小椋親方、塾長、副塾長、事務局長で諏訪神社の茅葺き屋根の状態をみに行きました。「この冬を越えないだろう。早急になんとかしなければ。せめて、雪が積もる前に、屋根に生えた草木を切るくらいはやらないと」と職人の見立てでした。ここで親方とはお別れです。
2日目、運搬は、後日になると今年の嫁入り先町田工業から連絡が来ていたので、入会の森を散策しました。
葉を落とした木々 枯れた草
その姿は 次世代につなぐ母の美しさ
枯れ草や落ち葉は 土に還るために
実や種は 芽を出すために
これから雪の下で春を待つのだろう
猪の獣道 鹿の泥付け 熊棚
いきものたちは すぐそこに
ともにいきる いのちある者として
天気に恵まれた2日間。谷川連峰と草原の壮大な景色に集まったボッチが映えています。今年は、茅刈りイベントを講習として開催したため、320ボッチ1600束と、例年に比べて少なめですが、丁寧に刈った分、大きさが揃っていて本当に美しい。茅刈り古老衆の技量にはまだまだですが、こんな感じで質も量も上げていきたいと思います。
後日、無事に中之条の町田工業へ嫁入りしたと塾長より連絡がありました。茅は、群馬県内及び、近隣の茅葺き文化財建造物修復、保存に活かされます。
今年の茅仕事もおしまいです。
最後に、山之口終い神事を行いました。
十二様へ感謝を捧げるとともに、自然の恵みと安全を祈り、野焼きから始まった今年の茅仕事が、つつがなく行えたことを祝詞を唱えご報告いたしました。
これを書いているのは12/30
今年もあと1日となりました
もう上ノ原は銀世界
皆様、よいお年をお迎えください。

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