第三回東京楽習会が、9月26日(日)午前10時より、中央区の「女性センターブーケ21」の研修室で、会員会友他9名が参加して開催されました。この日の講師は、本会の幹事であり、日本大学大学院博士前期課程で生物環境科学を専攻する永野貴裕さんがつとめました。永野さんは現在、関東地方や富士、伊豆方面の草地や草原、茅場の実態調査に取り組んでいますが、楽習会では、「関東地方の野焼きの現状と課題」と題し、これまでの研究成果の一端を披露していただきました。
富士の朝霧高原や伊豆の大室山、稲取、箱根の仙石原、千葉の東金など、立地や行政、観光や住民、市民団体との関わりも様々な中で、現在も定期的に行われている野焼きの現状と課題について、実際のフィールド調査を踏まえた報告を下さいました。参加者からはススキや葦、湿地や乾燥地など、植物や立地の違いによる管理や火入れのあり方など、個々の事例について様々な意見や質問が寄せられ、充実した楽習会となりました。
最後に浅川事務局長より、青水の活動が日本自然保護協会より本年度の沼田眞賞に決定した旨、通知を受けたことの報告がありました。同賞は、自然保護と自然保護教育に関する研究または実践で優れた実績をあげた個人や団体を顕彰し奨励する賞であり、1月に授賞式と記念講演会が開催されるとのことです。(幹事 稲)
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