今年の茅出しと山之口終も無事に終わりました。藤岡和子さんが青水のfacebookにその様子を掲載してくれましたので承諾をいただいて転載しました。
11月18日-19日
茅出しは、上ノ原入会地の仕事納めです。10月28日から刈り始め3週間、刈り取った草原に散っているボッチを、作業道や公道に集める体力仕事です。
仲間集い昼飯を食べていた頃に広がるは、息を呑む太陽に輝くボッチ風景。茅出し仕事の爽快感を存分に味わえそうと思われたのですが、、、。
いざ作業開始!
あれよあれよと天候が急変。粉雪が降り始め、徐々に綿雪吹き荒れる中の仕事となりました。それでも、みんなのやる気で15時30分には、刈り取ったボッチを道に集めることが出来ました。ご苦労様です。
ボッチが立つ茅場に近づく怪しい雲 |
雪の降る中 |
寒さにも負けず茅出し |
雪もやむ |
翌日は、青空と雨が繰り返す冬がそろそろ始まるそんな気配漂う日。トラックにボッチを積み込みました。途中虹が現れ、その素晴らしさを味わう小休止もあり、無事に作業終了。
運び出されたボッチ |
トラックに積み込む |
虹🌈 |
今年の嫁入り先は、642ボッチ(3,210束)すべて、古代筑波の正倉院『平沢官衙遺跡』の屋根材になります。
【山の口終い】
十二様へ、入会地の恵みを戴いた感謝と一年無事に作業できた御礼をお参りします。
山之口終い |
そして直会へ、自然と人間と神が同じものを口にして清めます。
お供え・直会 |
すべては繋がっている
どれが勝るでもなく共存し
互いに慈しみ
来年も
孫の代へも
その先まで続いていく
上ノ原入会地でありますように
和子
車座講座
今回の車座講座は贅沢にも2つの話題で実施しました。
一つは茅の嫁入り先である「平沢官衙遺跡について」をつくば市文化局の石橋さん。平沢官衙遺跡は12月から工事が始まり、1月頃には見学会も行われるとのこと是非訪れたいものです。
そして「嬬恋村の未来 -野鳥の会への期待-」を移住して3年間地域振興に尽力され今月で退任される上原さん。村の遠景、近景からの魅力を情熱込めて話されました。
石橋さん |
上原さん |
茅出し数最終結果
トラックに積み込んで今年の茅刈数が確定しました
ボランティ 660束(132ボッチ)
茅刈衆(2人)1,300束(260ボッチ)
合宿 1,025束(205ボッチ)
自伐組 225束(45ボッチ)
合計 3,210束(642ボッチ)
嫁入りボッチに祝い唄♪♬ |
晩秋の茅場風景 |
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