2009年11月30日月曜日

山の口終いと茅の搬出

11月14日15日講座コモンズ村ふじわらが開催されました。
14日は上毛高原駅に着くと本降りの雨となり今日は茅刈り作業は難しいので
周辺へ遠足しようかと倉庫で昼食をとりながら話していると、
昼食が終わる頃には雨が上がり少し日差しも出てくるような天気になりました。
その後地元の皆さんに連絡していたので上ノ原に皆さん集まり、山の口終いの儀式をおこないました。
この日は茅刈りはおこなわず、なめこ取りと山葡萄取りを行いました。
また一部のメンバーは青木沢峠のマップ作りの確認作業をおこないました。

15日は朝から天気に恵まれ茅の搬出作業は順調におこなわれました。







2009年11月5日木曜日

第5回講座「コモンズ村・ふじわら」報告


台風一過、文字通り『雨過青天』の爽やかな秋晴れとなりました。24日・25日開催の講座「コモンズ村・ふじわら」&「日・中・韓環境ジャーナリスト・NGO交流会」は、皆さまはじめ関係各位のお力添えのお陰をもちまして、天候にも恵まれ全員無事故かつ盛況裡に終わる事ができました。心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。

●参加者総勢76人、日・中・韓の環境ジャーナリオとNGOリーダーに加え、早稲田環境塾生ならびに日大生など若者グループ、研究者、企業人、さらに地元、町役場、茅葺き業者をふくむ様々なセクターの人々が集い、入り会いました。利根川上下流で支える「流域単位の現代版入会い」の様相を呈する画期的な集いだったのではないでしょうか。

●「中国・韓国から参加の4人のパネリストの皆さんは藤原で本当の日本の原風景と日本人に会い、温かい食事のもてなしを受け、心から喜んでおられました」との嬉しいお知らせをいただきました。


■講座「コモンズ村・ふじわら」について
(1)茅刈り講習会の結果 ・「終了証書」交付-48人(環境ジャーナリスト19、早稲田環境塾10、日大生5、森林塾14) 
・刈り取ったカヤ - 合計 280束(=56ボッチ)-諏訪神社の屋根替え用に地元に寄贈するべく全量、町田工業にて保管してもらうことにつき、地元指導員ならびに氏子総  代各位と町田工業の了解をいただきました。
(2)森の植生調査 ; ミズナラ二次林内の5区画で木調査を実施(結果の要約は後日報告します。)(3)バイオマス調査: ススキ草原のバイオマス量調査のため6㎡刈り取り、地上のバイオマスを持ち
帰り乾燥して重量を計測します。
(4)野点サービスは大好評でした

2009年9月1日火曜日

恒例「藤原夏巡業」の思い出

―『飲水思源』の旅をする少女と感動的な出会い―

今年も藤原集落を巡り歩く一人旅を楽しんできた。これまでは、諏訪神社夏祭りをはさむ8月17日前後3日間にしていたが、今年は藤原区民祭り・湖畔の花火大会・藤原湖マラソン大会とつづく21日~23日・2泊3日の日程とした。例によって、上ノ原の散策や集落のあちこちの古老宅や峠道をてくてく訪ね歩くマイペースの旅。今年も、楽しい出会いや嬉しいことが沢山あったが、忘れがたい出会いひとつだけ記しておきたい。







21日夜、民宿「吉野屋」の夕食の席で木内ファミリーと一緒になった。聞けば、長女の梨恵ちゃん(和光市内の小学4年生)が「水道の蛇口の先を訪ねて確かめてみたい」と言い出したことがきっかけで、夏休みの家族旅行先を利根川水源のここ「みなかみ町藤原」にされた由。正に、我々森林塾青水の合言葉『飲水思源』の旅そのものずばりではないか! すっかり嬉しくなり即、ご家族4人と意気投合。翌朝、早起きを厭わぬ皆さんを朝露の上ノ原にご案内。十郎太の泉からスタート、沢沿いに草原の小道をゆっくり登る。ハギ、ススキ、オミナエシの秋の七草3点セットがにこやかに歓迎してくれた。 

 柞(ははそ)の泉でこんこんと湧き出る水源の一滴を味わってもらった。水温8℃。「冷たい、美味しい!」とたいへん喜んでいただいた。広場に戻って、『飲水思源』の門柱を囲んで納得・満足の記念撮影。小生も嬉しかった。こんな感動的な出会いは、もう二度とないであろう。 09.9.1清水(記)

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2009年8月2日日曜日

盆堀村はふる里の匂いに満ちていた

-「ぼんぼり山の会」ボサ刈り見学記-
8月1日、「ぼんぼり山の会」の例会に押しかけ参加させてもらった。フイールドのある盆堀集落は武蔵五日市駅から檜原街道を秋川沿いに西進、途中の戸倉から盆堀川の清流を眼下に谷あいの道を行く。直線距離にしておよそ3キロ強くらいか。
「親父の実家のある沢井にそっくり!」。これが、車を降り集落の佇まいを見て思わず発した第一声。V字型渓谷沿いの狭隘の地。石垣の細い坂道を上がった猫の額のような敷地にへばりつくような住居があって、その後ろに段々畑が続いている。先祖累代、営々と石榑と闘い土を掬い上げジャガイモを作ってきた畑だ。
          盆堀はだんだん畑にやぶ茗荷
車道から一番近いお家の庭先に立派なつるべ井戸があった。

折りよく居合わせた高橋おばあちゃん曰く「私が嫁にきた頃は、このあたりの15戸ぐらいの共同井戸でした。昔は通りがかりの旅の人たちにもよく飲んでいただきした。ずいぶん深くて、今でも現役ですが共同利用は・・・」。
ボサ刈りは盆堀川右岸の沢沿いから車道までの足場の悪い斜面をやっていた。前回は地元の人たちのお手伝いという形でやって、今回はその地続きの場所を会の自主的活動としてやっている由。地元からは、窓口役の高橋さんがお付き合いで作業に参加されていた。皆さん手馴れたもので、参加者25名、午前中だけの作業で沢沿い100メーターほどの斜面がすっかり明るく綺麗になってしまった。
            ボサ刈るや盆堀川に月の影

ユズ畑を横目に段々畑の小道を少し登った斜面に道具小屋兼レストハウス(?)がある。間伐の手が入ったスギ林の入り口で草野教官の指導で造られた炭窯も堂々鎮座。林縁の作業道沿いではコンニャクやらヤブミョウガ、ナツスイセン、ミズヒキソウ、シュウカイドウにツユクサなど小生好みの草花が歓迎してくれた。ランチタイム、小屋に戻ると、即席の竈から紫煙が立ちのぼっている。湧き水満タンの薬缶がチンチン。なんと、加藤夫人が野点をやってくれていた。暑いときの一服これに勝るものなし。感謝。わが森林塾青水でも是非、再開・恒常化したきものと思っているのだが誰か・・・。
          ぼんぼりの柚子我ふる里の香りして
09.8.2清水(記)

2009年7月30日木曜日

ハラガキ、里山を跳梁跋扈!

-川越小「里山探検隊」ガイドの記-
09年7月23日10時半、上ノ原の広場に川越小学校5年生28名が集結。内野(雄)、北山、清水の3班に分かれて、直ちに「五感で楽しむ里山探検」開始。ススキ草原→ミズナラ二次林→十郎太の泉で甘露の水を飲み、手を沢に突っ込んで水温当てゲーム。
昼は諏訪神社に移動、草ぼうぼうの茅葺き舞殿でわいわいがやがやお弁当。
午後は師入(もろいり)集落に下って田んぼの見学。林三郎さんに米作りのお話してもらって、雨のあぜ道散歩。
どうやって用水路から田に水を引くかの実演に、「ボクもやりたい」が続出。ハラガキがミズガキに変身! 田んぼのはずれにあるお墓に連れて行って、そこから集落全体を一望。眼前に青田が広がり、その先に三郎さん達の家々があって、そのまた背後に前山があってという典型的な里山の風景がセットされている。
子どもたちは、カエルやバッタにキャーキャー騒いでいたわりに、ノカンゾウやネジバナなどの草花には反応が鈍かった。最後は青木沢峠の往復を敢行。子どもたち全員完走に比して、シルバーガイド3名は脱落! 少子高齢化大国「日本」、野に山にハラガキが跳梁跋扈する日は戻ってくるか・・・。
終日気の抜けないガイド役だったが、三郎さんご丹精のムラサキハナマメの花(写真下)に初めて出会った瞬間だけは、まことに嬉しく心和む思いだった。
09.7.29清水(記)